何がしたいのか分からない・・・
キャリアアドバイザーをしていた時に、
４０代の看護師さんからよく言われる言葉にこんな言葉がありました。
「何がしたいのか分からない・・・」
経験豊富でベテランな看護師さんでも、
この心理状態に陥っている方が本当に大勢いました。
特に、転職しても長続きしなかったり、短期間で転職を繰り返してきた方や、
自分の進む道をなんとなく決めてきた方にとっては、
自分のことがよく分からなくなり、
本当に自分に向いている職場はどこなんだろう？
自分に向いている看護師の仕事って何なのだろうか？
もしかしたらあなたも、
特にこれといってやりたい看護もない…
もう何がしたいのか分からない！
と頭の中が混乱してしまっているのかもしれませんね。
この状態の時、
人は自分のことがよく分かっていない状態でもあります。
これまでの看護師としての進路もなんとなく決めてきたし、
人に言われてこっちがいいかも、
あっちがいいかもと、
職を転々としてきたという方ほどこのような状態になってしまうことがあります。
なんとなく周りの人たちから勧められた道を、
まぁいいかな？と選んできたり、
毎日の忙しい業務に追われる中で
本当にやりたいことや目的を忘れてしまっている方なんかは、
ふとした瞬間に自分って何だろう？
本当は何がしたいんだろう？
と思うことも少なくありません。
では、転職をしようと考えている看護師さんが、
この先何がしたいのか分からない…
という状態のときはどうすればいいのでしょうか？
自分がよくわからない時にするべきこと
自分が看護師になった理由から思い出してみる
まずは、自分が看護学校に入る前のことから考えてみて、
自分がどうして看護師になったのかということを思い返してみます。
ある程度時間を経過した後に、
自分の本来の目的を思い出す方もいれば、
今は経験を経てこういう考えを持っていると気づくきっかけになることもあります。
あなたが看護師になったきっかけをまず、
思い出してみることで、
何がしたいのか分からない自分を改めて知るきっかけにすることができます。
これまで辿ってきた看護師の道を思い返してみる
転職を何度かしてきたのであれば、
その都度、どういう思いで退職し、
どういう思いで新たな職場で働き始めたのかということを思い返します。
その仕事の中で、自分が一番充実していた時のことってありますか？
または、
こんな時に看護師の仕事をしていてやりがいを感じていたなどの経験があれば、
それも思い出してみます。
大それたことではなくても、
ちょっとした事でも何かはあるはずです。
例えば、患者さんから言われた言葉がうれしかったこと、
指導してきた後輩が成長してきたことなど何でもいいと思います。
その小さな結果が自分を改めて知るきっかけに繋がるはずです。
自分はこんなことで喜んできた、
こんなことが楽しいと感じるんだなと分かれば、
次のステップへいきましょう。
やりたいこと、やりたくない事から考えてみる
業務に追われて忙しい日々を送ってきた方は、
自分の本当の目的を見失っています。
あなたがいま本当に望んでいることを見つけるためにも、
看護師の仕事をしてきた経験の中でどんな小さなことでもいいので、
あなた自身がやりたい仕事、やりたくない仕事について考えてみます。
未来ではなくて、
過去に焦点を充てていることなので、
経験の中から答えることはできますよね。
例えば、ナースコールに追われる仕事はもう嫌だ…。
時間に追われる仕事はもうやりたくない…
などの気持ちが分かれば、
次の転職時に活かせます。
でももし、看護師の仕事自体をもうやりたくないという答えが浮かぶなら、
それはそれで、今のあなたの望みなのかもしれません。
でも、これをやることによって、
本来あなたがやりたくないのにやっているという事も分かるので、
転職を考えている看護師さんなら一度やってみるといいですよ。
何がしたいのか分からないなら第三者に頼ろう
それでも、自分の中で考えているだけではよくわからない！という方は、
転職サイトのコンサルタント相談がオススメです！
看護師の転職サポートの経験豊富なコンサルタントが、
客観的な視点からアドバイスをしてくれます。
看護師の転職サイトに登録をしたからといって、
すぐにでも転職をしなければいけないということはありません。
- 自分の本当にやりたい看護を見つけたい
- 今の自分に向いてる職場は？
- 自分にとって働きやすい職場ってどんなところ？
こんな動悸からでも見つけていくことが可能です。
看護師として働ける職場は、
病院や施設だけでなく企業といった選択肢もあります。
様々な中からあなたが本当にやりたいと思えるものを見つけてもらいましょう。